アフターコロナの世界

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、私たちは働き方の変化を余儀なくされました。
とくに大きな影響を与えたのは「テレワーク」

 

GAFAなど、世界をリードするテック企業を筆頭に、働き方の見直しが行われました。

 

しかし、世界的な危機の終息が予感され、働き方は再び大きな分岐点を迎えようとしています。

 

GAFAはどのように働き方を変革するのでしょうか。
GAFAに習って「アフターコロナ」の働き方について考えていきましょう。

 

新しい働き方を見据えるGoogleとFacebook

テレワークの様子
アフターコロナを見据えて、GAFAを中心としたテック企業は働き方を見直し始めました。
とくにGoogleとFacebook(現:Meta)は、コロナ禍で培ったノウハウを元に、新しい働き方へと挑戦するようです。

 

Google

Googleは、アフターコロナの新しい働き方を3つのパターンに分けています。

 

  1. 週3日出社して週2日は好きな場所で働く
  2. サテライトオフィスで働く
  3. 完全在宅として働く

 

Googleのオフィスには以前より、無料食堂やリラクゼーションルームなど、社員を気遣う様々な設備が充実しています。
それにもかかわらず、出社に囚われない新しい働き方に積極的な姿勢を見せているのです。

 

Facebook(現:Meta)

Facebookは、在宅勤務の導入を積極的に進めています。

 

具体的には、今後10年のうちに「5割の社員をリモート勤務にする」という計画があると発表されました。
働き方にこだわらない姿勢を見せる背景には、社員からの要望を受け入れるという懐の深さがあるのはもちろんのこと、優秀な社員を会社につなぎ止めるという戦略もあるようです。

 

これまでの文化を尊重するAmazonとApple

通勤の様子
GoogleとFacebookが新しい働き方に積極的な姿勢を見せる一方、AppleとAmazonは従来までの働き方を尊重する姿勢を見せています。

 

Apple

Appleは、大半のスタッフに「オフィスに戻ってもらう」方向で進んでいます。
従業員からは在宅勤務を望む声が多数寄せられたようですが、Appleは会社として「オフラインで働くことは会社を進歩させる上で欠かせない」という姿勢です。

 

Amazon

Amazonは以前より進めていた「オフィスの増床」を、コロナ禍でも勢い衰えることなく進めています。
ただし、リモートワークに対する理解も深く、出社と在宅勤務の両方を選択できるように制度を整えているとのことです。
その上でオフィスの価値を重要視しており、アフターコロナでもオフィスは変わりなくイノベーションの起点だとする姿勢を見せています。

 

4社の動きに世界が注目を集める

コロナ禍で変化を余儀なくされた働き方は、アフターコロナを前にもう1段階変化を見せようとしています。
私たちも時代の流れに敏感なGAFAの動きに注目し、自身の働き方を見直すことが求められるのではないでしょうか。